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分野別カテゴリー: まちづくり 教育

2024.04.18

レポート:芸術体験ワークショップ「かごしま文化ゾーンで未来の空間パースをつくろう」

桜が開花を迎えた、3月30日(土)の春日和のもと、黎明館にて芸術体験ワークショップ「かごしま文化ゾーンで未来の空間パースをつくろう」が開催されました。

 

 

当日は9名の子どもたちと保護者の方5名の計14名の方々にご参加いただきました。

今回のワークショップでは、かごしま文化ゾーンを散策し、未来の空間パースを考えていきます。

 

※パース:建築用語で建物や外観などを立体的に表した図のこと

 

講師はSailの中村圭吾さん。

住宅家具設計・プロダクトデザインを主なお仕事とされています。

今回は中村さんが持たれているワークシートを使いながら未来のパース図を考えていきます。

 

 

まずは散策のため中村さんを先頭に、かごしま文化ゾーンへと向かいます。

子どもたちはバインダー片手に元気に外へと繰り出していました。

 

 

親子そろってかごしま文化ゾーンの散策を行います。

建物や道路などに意識して目を向けることで、さまざまな発見があるようでした。

 

あっ、なにか見つけたようです。

 

 

周りに気を付けながら、どんどん歩を進めていきます。

みなさん、どのようなパースを思い描いているのでしょうか。

 

 

新たに発見したことやアイデアのたねなどは、ワークシートにどんどん書いていきます。

いつの間にか、散策も終了の時間が迫ってきました。

 

 

一通り散策が済んだら、城山シーズニングでパース作成の時間。

お団子・ジュースを片手にパースを描き進めていきます。

果たしてどのようなパースが生まれるのでしょうか。

 

 

一生懸命に色鉛筆で絵を描いたり、クレヨンで色を塗ったり、みなさんすごい集中力でパースを仕上げていきます。

気づいたら、あっという間に発表の時間です。

 

 

    

発表の時間では、みなさんが考えたかごしま文化ゾーンのパースを発表していきます。

参加者のみなさんは各々の思い描いたパースを発表してくれました。

みずいろの街、メロンがたくさんの街、釣り堀がある街、西郷さんがギャルピースをしている街まで、、!

どれもクリエィティブで、すてきなアイデアでした。

 

 

 

一通り発表が終わったら、最後は作ったパース図を折り曲げ、立体にした後、交換してお互いに見せ合います。

みなさん興味津々に、他の人が作ったパースを覗いていました。

どんなことを感じ、どのような未来を思い描いていたのでしょう。

 

 

参加者のみなさんからは以下のようなご意見をいただきました。(一部抜粋)

~子どもたちより~

・絵をかくのが楽しかった。 

・お団子とジュースがおいしかった。 

~保護者の方々より~

・なかなか出来ない体験をさせていただきました。

・街をじっくりかんさつしたこの機会をきっかけに他のところもかんさつして、未来の街を想像してみようと思います。

・本やインターネットで調べるところからはじめがちなので、歩いて考えたり、手を動かして知ることができてよかったです。

 

 

かごしま文化ゾーンのパースを考えた本ワークショップ。

子どもたちの描く未来予想図はワクワクと楽しさで満ちていました。

この街をよりよいもにしていくためには、世代問わず共創していくことが大事なのかもしれません。

 

はたして未来の鹿児島はどのような姿になっているのでしょうか。

 

 

レポート:KCIC小林