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2022.03.31

レポート:春祭り「帯迫棒踊り」奉納

 

令和4年3月6日(日)鹿児島市吉野町帯迫の鎮守神社で豊作を願う「春祭り」が開催され、帯迫棒踊り保存会の皆さんが、棒踊りを奉納しました。


 


「帯迫棒踊り」は江戸時代から続いていましたが、戦時中に一時途絶えました。しかし、昭和23年(1948年)に青年団の手で復活され、今年で74年目になります。
毎年、鎮守神社の春祭りに五穀豊穣・無病息災を祈願して奉納されます。


 


帯迫棒踊り保存会会長  本村周二さんより「コロナ禍による活動制限や担い手不足など、活動存続が厳しい状況ですが、地域の皆さんのご協力やご支援を頂きながら棒踊りを次の世代に繋いでいけるよう、活動に取り組んでいきます。」との話がありました。

神事を終えた後、帯迫棒踊り保存会の皆さんで記念写真撮影。

 

 

 

その後、小学生から大人までの保存会の皆さんで「三尺棒踊り」、「六尺棒踊り」、「鎌踊り」の棒踊りを披露しました。


 

 

コロナ禍で練習も十分に実施出来なかったにも関わらず、地域の皆さんが見守る中、保存会の皆さんは息の合った勇壮な踊りを奉納しました。

少子化による担い手不足や、コロナ禍による活動制限により、伝統芸能の継承や保存団体の活動の存続が困難になっています。

様々な課題はありますが、受け継がれてきた大切な伝統芸能を次世代へ残すため、今後も伝統芸能保存団体の活動を続けて欲しいものです。