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2022.03.15

レポート:げいじゅつたいけん!ワークショップ【学んで表す・動物観察で絵皿づくり】

げいじゅつたいけん!ワークショップ -鑑賞と制作を一緒にたいけん!-

3月5日(土)に「げいじゅつたいけん!ワークショップ『学んで表す・動物観察で絵皿づくり』」が、鹿児島市平川動物公園で開催されました。

このワークショップは、文化振興を通じた元気な地域づくり・人づくりを進めることを目的とした鹿児島市の「文化薫る地域の魅力づくりプラン」の一環として、「文化薫る地域の魅力づくり実行委員会」が企画したものです。
鹿児島市内の施設展示を鑑賞し知識を深めた後、講師にアーティストを招き、アート作品の制作体験を通して市民のみなさんに芸術体験を楽しんでもらうワークショップを今年度中に全3回開催予定でしたが、第2回目の「学んで表す・古代文様でハンカチづくり」は残念ながら中止となりました。

第3回目となる今回は、鹿児島市平川動物公園にて「学んで表す・動物観察で絵皿づくり」が小学生の部(午前)と一般の部(午後)に分けて行われ、小学生から50代までの18名が参加しました。

第一部 獣医師・学芸員による動物の体の特徴のはなし(解説:平川動物公園 桜井普子課長、落合祐子学芸員)
第二部 園内自由見学(観察・撮影等)
第三部 講師による説明と絵付け(講師:城 雅典さん)

当日の様子をまとめましたので、ご覧下さい。


第一部 獣医師・学芸員による動物の体の特徴のはなし

解説:平川動物公園 桜井普子課長、落合祐子学芸員

   

平川動物公園の桜井普子課長、落合祐子学芸員から、参加者が描きたい動物の観察のポイントとして、同じ鳥でも首の長さや太さが異なることや、模様の違い、耳の位置や大きさなどの特徴の解説がありました。


第二部 園内自由見学

動物観察・撮影等

     
   

参加者は、自分の描きたい動物をじっくり観察し、スケッチや撮影を行いました。


第三部 講師による説明と絵付け

講師:城 雅典さん (陶磁器作家)

     

観察を終えた後、参加者の皆さんは、城さんから絵をお皿に描くときのポイントや技法を教えてもらい、絵皿作りに取り掛かりました。

   
   

動物園内で撮影した画像やスケッチを基に、お皿に合わせて大きさを調整しながら鉛筆で下描きをしていきます。

   
  

筆や綿棒を使って実際に色を載せていきます。城さんから色を塗る範囲や、動物の体の模様を表すために表面を削る方法などのアドバイスをもらいながら仕上げていきす。

模様を拡大したものや後ろ姿、背中の毛の質感など上手に特徴を捉えた作品が仕上がりました。

   

描き終えた後は、他の参加者の絵をみんなで鑑賞。焼き上がりを楽しみにする声も上がっていました。

    
     

参加者のみなさんからは、「最初に動物の説明を丁寧にしてもらえたので、観察する時に発見があった。描くときに活かせてよかった。」、「目を描くのが難しかったけど楽しかった。」などの声をいただきました。

動物の体の特徴を学び、実際の動物を見て絵皿を制作した今回のワークショップ。
参加者のみなさんにとって、動物の魅力と絵皿作りの楽しさを知る貴重な体験となったのではないでしょうか。


   

1ヶ月後、参加者のみなさんの絵皿が焼き上がり、完成しました!