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2019.12.03

レポート「TSUNAGU和のせかい~ふれてみよう日本のこころ~」

1124日(日)鹿児島市中央公民館にて、「TSUNAGU和のせかい~ふれてみよう日本のこころ~」が開催されました。
このイベントは「第2期文化薫る地域の魅力づくりプラン」に基づき、市民が身近に伝統文化・伝統芸能に触れ、日本文化の魅力を感じてもらうことを目的として文化薫る地域の魅力づくり実行委員会が企画したものです。


ステージに先立ち行われたワークショップでは、参加者の皆さんが、ゆかたの着付け、薩摩琵琶や天吹、箏の演奏などを体験しました。


「着付け体験コーナー」では、帯の結び方などに悪戦苦闘しながらも、浴衣を自分で形良く着ることを体験しました。

 


「箏演奏体験コーナー」「薩摩琵琶・天吹(てんぷく)演奏体験コーナー」では、講師の指導を受けながら箏や鹿児島の伝統楽器である薩摩琵琶・天吹を熱心に奏でる姿が多く見られました。

 


開演前のステージではワークショップの体験発表が行われ、それぞれが着付けや伝統楽器の演奏で感じたことを発表しました。

 

 

ステージの第1部「伝統芸能をたのしむ」では、狂言や棒踊りなどが披露されました。

 

吉野兵六狂言同好会の皆さんによる狂言「柿山伏」

本城棒踊り保存会の皆さんによる「本城花尾神社の春祭り」から棒踊りと田遊びの披露

 

そして第2部の「歌い継ぎたい日本のうた」では、日本に伝わる様々なうたを箏や日舞、合唱や和太鼓などで表現し、ステージ上に日本の四季をつくり上げました。

春のステージでは、生田流箏曲彌生会の皆さんと鹿児島大学学友会邦楽部の皆さんによる「春の海」「さくら」の箏と尺八の演奏

 


生田流箏曲彌生会の皆さんによる箏の演奏と北薗揺子さんによる日本舞踊の「祇園小唄」

 


夏のステージでは鹿児島市立少年合唱隊による「茶つみ」「こいのぼり」などの合唱


界眞子さんによる島唄「よいすら節」の披露

 


界眞子さんによる島唄と下村亜由美さんによる日本舞踊の「請けくま慢女節」

 


秋のステージでは牟礼岡ジュニア太鼓・牟礼岡天空太鼓の皆さんによる「祝祭」などの和太鼓の演奏


池上柊眞さん、森夏鈴さんによるバイオリン、森山真暉さんによるビオラ、福崎希さんによるチェロの「赤とんぼ」での共演

 


鹿児島高等学校音楽部による「里の秋」の合唱

 


冬のステージでは石井宏岱さん、濱川愛奈さんによる「津軽じょんから節」の津軽三味線の演奏


鹿児島高等学校音楽部による「冬景色」「雪」などの合唱

フィナーレでは「ふるさと」を会場の皆さんで合唱しました。


観客の皆さんに日本、そして地域の伝統文化などを身近に感じてもらい、その魅力を味わっていただきました。
鹿児島市の文化薫る地域の魅力づくり実行委員会は、今後も伝統文化の保存・継承活動の活性化につながる取り組みを続けていきます。