レポート・インタビュー

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2019.04.22

ゲストアーティストのワークショップ

◆C.I.co.「ダンスたいけん! からだは動く彫刻」

 

   

   

 

パフォーマンスの時間・場所はあらかじめ決められておらず、会場内にまさに変幻自在に現れたC.I.co.のお二人。触れ合うポイントで体重を掛け合ったり、支え合う即興ダンスを披露しながら、あちこちで来場者の皆さんとふれあい、踊るからだがアートになることや、人と人とがつながることを体感させてくれました。

 

C.I.co.(鹿島 聖子さん、勝部 ちこさん)からのコメント

地味にびっくりする人々の様子。たまらんたまらん。

泣き出す子ども、吠え掛かる子犬、一緒に踊ってくださったお母さん、労いをくださったおばあちゃん、、、

「彫刻」も動いてみればコミュニケーションが楽しくなりました。

みなさん、ご参加有難う!

 

 

 

◆さめしま ことえ「叫びの西郷!!」

 

   

   

 

ブースでは、3月14日~16日の公開制作&プレワークショップで制作した巨大な西郷さんがお出迎え。ブースで西郷さんのかぶりものを作ったあと、会場内の桜島の見える場所へ移動。桜島に向かって自分の願いや、社会に対する思いなど、それぞれの思いを叫びました。

 

◆持橋 真実「まんがアシスタント体験」

 

   

   

 

朝10時の1回目のワークショップに長蛇の列ができ、当日の受付予定数を超える人気ぶり。漫画に真剣に取り組みたいという小・中学生の多さに圧倒されました。

慣れない「つけペン」のインクが手についても、皆さんものともせず、持橋さんにアドバイスをもらいながら、線の描き方、効果の付け方などを体験していきました。

 

【持橋 真実さんからのコメント】

小・中学生に大人気で、「つけペン」を使って漫画の効果や原稿のなぞり描きに挑戦してもらいました。もぅ集中力スゴッ!! 最近ではデジタル漫画も多いですが、完全アナログな手法で、インクで手を汚したり鉛筆と違った描き味を体験したりしてもらいました。子供達と漫画の楽しさを共有でき、みんなから夢をもらいました。

 

 

 

◆上脇田 直子「巨大なスケルトン絵巻をつくろう!」

 

   

   

 

透明なクロスに会場を通り行く人々の残像やシルエットを参加者と一緒に描き入れていくワークショップ。最初は子どもたちが好きなキャラクターを描くなど、制作の意図が伝わりにくいところもありましたが、時間が経つにつれ、クロスの向こう側を通る人々の姿が描き入れられていきました。最後は幅5メートルの巨大な絵巻が出来上がりました。

 

【上脇田 直子さんからのコメント】

今回初めてこのワークショップに挑戦しました。透明なキャンバスと色とりどりのペンを見て、子どもたちは自分の好きな色を取って楽しそうに描いている姿が印象的でした。ただ、かんまちあを利用した人達の残像やシルエットを描きおこすという作業がなかなか思うようにいかない場面もあり、今後の課題として次に繋げていきたいです。

 


取材&写真:かごしま文化情報センター(KCIC)