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2019.01.10

レポート「音とあかりの散歩道2018・ふるさとの秋祭り」

10月13日(土)、美しい音楽とあかりの作品に包まれるイベント「音とあかりの散歩道」が開催され、鹿児島市立美術館をはじめとする城山町周辺の文化ゾーンが、音楽やあかりの芸術で彩られました。さらに今年は、明治維新150周年を記念し、第47回ふるさと芸能祭や県のリーディングプロジェクト事業とも連携し、伝統芸能や古武道の魅力を発信する「ふるさとの秋祭り~かごしまの伝統芸能・古武道への誘い~」も同時開催しました。

 

本イベントは、鹿児島市の「文化薫る地域の魅力づくりプラン」に基づき、市民が美術や音楽、伝統芸能などさまざまな文化に触れることで、鹿児島の魅力を再発見し、文化を通じた元気な地域づくり、人づくりに繋がることを目的として開催したものです。

当日の様子をまとめましたので、ご覧下さい。

 

なお、動画はこちらをご覧ください。(クリックするとYouTubeにリンクします)

 


【鹿児島市立美術館前庭】

鹿児島市立美術館前庭会場では、光の演出により普段と違う幻想的な雰囲気に包まれる中、民族楽器やジャズなどの演奏のほか、合唱やオカリナなどの美しいハーモニーが会場全体に響き渡り観客を魅了しました。

 

(ミュージックファンタジー)光の演出と重厚な音楽により幻想的な世界観を創出

 

(札幌アイヌ協会)札幌市・鹿児島市 観光・文化交流協定締結5周年を記念して来鹿、文化交流出演

 

(Accord Brass Connection)本イベントにあわせた編成による特別ゲスト出演

 

(松陽高等学校美術科1年)

鹿児島をイメージした行灯や和傘のオブジェ、インスタレーション「先人~光への導き」を展示

 

 

【かごしま近代文学館・メルヘン館中庭】

かごしま近代文学館・メルヘン館中庭会場では、フォークソング、木管五重奏、合唱、ギター・マンドリンなど多彩な音色で雰囲気のある会場を作り上げていました。

 

 

【探勝園】

探勝園会場では、島津久光公の銅像のもと城山の木々を背景に、迫力ある津軽三味線や管楽器、箏・フルートなどのアンサンブル、島唄など多彩なプロクラムが繰り広げられました。

 

 

(Music Fantacy)あかりと音楽で時を超えた“悠久の杜”を演出

 

(鹿児島玉龍中学校・高等学校、鹿児島女子高等学校、鹿児島中央高等学校、明桜館高等学校の美術部)

「錦江湾と桜島」をテーマに数千個の和紙あかりと桜島などのあかりのオブジェを展示

 

 

【照国公園】

照国公園会場では、「ふるさとの秋祭り〜かごしまの伝統芸能・古武道への誘い〜」を同日開催し、第1部「薩摩に伝わる古武道」では、柔術や居合などの要素を含む演武や古武道体験が行われ、また、第2部「第47回鹿児島市ふるさと芸能祭」では市内7組の伝統芸能保存団体による棒踊りや太鼓踊りなどが披露されました。そして、第3部「伝統芸能~ふるさとの祭り~」では、県リーディングプロジェクト事業と連携し、市内外から参加した保存会による伝統芸能が披露され、県内でも珍しい“鬼追い”や幻想的な舞が踊られました。

 

(鹿児島大学教育学部美術専修有志)「誕生の奇蹟」として誕生の瞬間を表現したあかりの作品を展示

 

(鹿児島県立短期大学ビジュアルデザイン研究室)未来への「光の道」をテーマにしたあかりのインスタレーションを展示

 

 

【MBC学園・会場周辺の通り】

(MBC学園)各教室による灯ろうや生け花、フラワーアレンジ、切り絵の展示

 

(城山町二の丸あいご会、鶴丸城二の丸通り会)地域の子どもたちや店舗等が制作した和紙あかりを展示

 

 

【グランドフィナーレ】

グランドフィナーレでは、ステージに登場した出演者とボランティアスタッフの学生が鹿児島市立美術館のメインステージに集まり、全員で「YMCA」を合唱。観客の皆さんも一緒に歌や振付を楽しみ、大盛況のうちにイベントは幕を閉じました。


取材&写真:かごしま文化情報センター(KCIC)