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2019.11.07

レポート「みなと大通り公園親子スケッチ会」

鹿児島市では「文化薫る地域の魅力づくりプラン」に基づき、文化芸術によって「人」と「まち」を元気にする取り組みを進めています。

10月27日(日)、市内の小・中学生とその保護者が県立松陽高校美術科の高校生と一緒に、みなと大通り公園から見える風景(市役所、電車通り、桜島など)を親子でスケッチして、街の魅力を再発見するスケッチ会を開催しました。


参加者は小学4年生から中学2年生の16名とその保護者のあわせて28名。
講師は県立松陽高校の前村卓巨先生。また、同校の美術科の生徒8名もサポーターとして参加しました。

 



はじめに前村先生から構図の取り方など、絵を描く際のコツをわかりやすく説明してもらったあと、公園内を参加者全員で散策しながらスケッチする場所についてのアドバイスを受け、いよいよスケッチ開始です。

 

 


参加者は、自分の描きたいものを探し、それぞれ好きな場所でスケッチを始めます。
親子そろって同じ場所でスケッチする姿が多く見られました。

 

 


また、高校生と一緒にスケッチをし、絵のアドバイスを受けながら会話を楽しむ様子も。

 


開始からしばらく経つと、参加者は下描きを終え水彩絵の具やクレヨンなどで、色を塗り始めました。みなと大通り公園に咲いている色鮮やかな花や芝生の緑、周辺の建物などをたくさんの色を混ぜたり、塗り重ねたりしながら表現していました。

 


高校生は参加者に声をかける一方で、自分の作品も仕上げていきます。高校生もアドバイスしつつ参加者の絵から刺激をもらい、自分自身の作品も、より良いものへ繋げていったようです。

 


絵を描くことで普段見落としがちな細かな部分を見つめたり、親子で一緒にスケッチをする時間は、参加者にとって充実したひとときになったようです。

 


完成した作品は、鹿児島市役所みなと大通り別館1階、市民アートギャラリーに11月29日(金)まで展示されます。ぜひご覧ください。

 

 


取材&写真:かごしま文化情報センター(KCIC)