実行委員会主催

レポート「ワークショップ:未来の扉をひらくかも」
鹿児島市では「文化薫る地域の魅力づくりプラン」に基づき、文化・芸術によって「ひと」と「まち」を元気にする取り組みを進めています。
3月24日(日)、かんまちあで開催されるアートフェスティバル「げいじゅつ たいけん! かんまちあ」。
そこで、アーティストの藤浩志さんと一緒にワークショップに参加する高校生を募集し、どんなワークショップを行うのか「企画を考えるワークショップ」を昨年12月26日(日)に開催。
参加する高校生それぞれの興味や関心をほりさげ、そこから当日何ができるかを考えていきました。
参加者は高校生〇〇名。まず、講師の藤浩志さんがご自身の生い立ちや経歴などを語りました。
そして、「過去は作れるが、未来は作れない。ただ、予定を入れると未来の扉は開ける。」
「皆さんがどういう予定を入れるのか?誰と会って、どこに向かうかで自分の運命は変わってくる。」ということで、自分の興味関心がどこあるのかを探すことになりました。
高校生たちの緊張をほぐすため、アイスブレイクも兼ねて誕生日順に席替えを行いました。それぞれ自己紹介を行い、他校の生徒とも交流を図りました。
また、「自分がどうあるのか、これからどうなりたいのか」など、藤講師の出すテーマに沿ってお互いに話をしました。
次に前後で4人グループを作り、藤講師の出すテーマについて意見を出し合います。
「錦江湾に浮かぶ、体育館くらいの島にボートで行き、一か月何をするか?」「夏休みに一か月の旅を企画する、お金はいくらでも。」など。
このように自由に創造を膨らませることで、高校生自身の興味や関心を引き出していきます。
そして、「今までの発想の延長で、かんまちあワークショップを企画してください。10:00から15:30まで、具体的に自分がこの場所でどんな事が出来るか?」というテーマで話し合い、グループごとに発表しました。
インスタ映えするものを作る、パズルを作る、ドローンを飛ばす、休憩施設を作る、シアターを作る、ペンキを使って作品を作るなど、たくさんの自由な意見が出ました。
最後に同じ高校同士でグループを作ると、巨大な扇風機を使いたい、巨大な滑り台を作りたい、絵具まみれになりたい、障子をやぶりたい…などさらに新しいアイデアが出てきました。
「色の溢れる町で絵の具まみれになる」という案も出ましたが、会場の養生関係や材料費など詰める事は多そうです。
当日はたくさんのアイデアが出たため意見がまとまらず、学校ごとにグループを作りそれぞれ企画を考え、1月に会議を開いて持ち寄ることになりました。
3月24日のかんまちあで、藤浩志さんと高校生がどのようなワークショップを見せてくれるのか楽しみです。
「げいじゅつ たいけん! かんまちあ」について、詳しくはこちら
取材&写真:かごしま文化情報センター(KCIC)