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2016.09.30
都築響一 僕的九州遺産 My private Kyushu

都築響一 僕的九州遺産 My private Kyushu

三菱地所アルティアムでは、都築響一さんによる九州のアンダーグラウンドな一面を浮き彫りにする企画展が開催されます。 都築響一さんは、現代美術、建築、デザインをはじめ、生活や文化全般に関わり執筆、書籍編集を続けており、写真家、美術家としても意欲的な活動を行ってます。 1993年、東京の若者たちの部屋を撮りおろした『TOKYO STYLE』を刊行、一躍注目を集めました。1996年には日本各地の秘宝館や観光名所、知られざるスポットをおさめた『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』を刊行し、この書籍で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞するなど、写真家としても高い評価を受けています。 本展では、都築さんにより見出されたユニークで独創的な「九州遺産」のスポットや人物を、写真やテキストなどで紹介。2014年に惜しまれながらも閉館した佐賀県「嬉野観光秘宝館」の展示品による18禁部屋も登場するなど、「九州」を新たな角度から見つめ直す、必見の展覧会です。 是非会場でご覧ください。


展覧会情報

◯概要
会 期: 2016年10月1日(土)〜10月30日(日)
時 間: 10:00 〜 20:00 ※初日10/1は18:00オープン
会  場: 三菱地所アルティアム(〒810-0001 福岡市中央区天神1-7-11 イムズ8F)
休 み: 10月18日(火)
料 金: 一般:400(300)円 学生:300(200)円
( )は前売料金/チケットぴあ・10名以上の団体料金再入場可高校生以下、障がい者等とその介護者1名は無料アルティアムカード会員・三菱地所グループCARD(イムズカード)会員無料
詳 細: 三菱地所アルティアム「都築響一 僕的九州遺産 My private Kyushu」 / 「都築響一 僕的九州遺産」特設Facebookページ
主 催: 三菱地所、三菱地所アルティアム、西日本新聞社
後 援: 福岡市、(公財)福岡市文化芸術振興財団
特別協力: 株式会社ショーソン

 

◯プロフィール
都築響一

1956年東京生まれ。雑誌『POPEYE』『BRUTUS』での編集を経て、1989年から1992年にかけて全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』を刊行。1993年『TOKYO STYLE』を刊行し話題を呼ぶ。また1996年『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』を刊行し、第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。約30年に渡り、現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆・編集活動を続けている。その他『賃貸宇宙 UNIVERSE for RENT』『現代美術場外乱闘』『珍世界紀行ヨーロッパ編 ROADSIDE EUROPE』『夜露死苦現代詩』『珍日本超老伝』『ROADSIDE USA 珍世界紀行アメリカ編』『東京スナック飲みある記』『東京右半分』『独居老人スタイル』『ヒップホップの詩人たち』『圏外編集者』など著書多数。現在、個人で有料メールマガジン『ROADSIDERS’ weekly』を毎週水曜に配信中。


1.都築響一 僕的九州遺産オープニングレセプション≪作家来場≫

都築響一さんを迎えて、オープニングレセプションを開催します。
日 時: 2016年10月1日(土) 18:00〜20:00
会 場: 三菱地所アルティアム(イムズ8F )※参加無料・予約不要

 

2.都築響一と巡る「僕的九州遺産」バスツアー

作家・都築響一と福岡の知られざる珍スポットや人物を訪ねるバスツアーです。
※受付は終了しました。
日 時: 10月2日(日)11:00~19:00
参加費: 5,000円(展覧会チケット込み/昼食代は各自負担)
定 員: 25名(先着順)

 

3.都築響一&フジトミタクミ presents 『「僕的九州遺産」展・記念イベント My private Kyushu Night』

本展を記念して、都築響一&フジトミタクミ主催による関連イベントを開催します。会場はアルティアムより徒歩10分ほどにあるイベントスペース「LIV LABO」(福岡市中央区大名)で行います。ディープな夜をお過ごし頂けるイベントです!
日 時: 2016年10月16日(日) ドアオープン 18:00~22:00終了予定
会 場: LIV LABO(福岡市中央区大名1-6-8バルビゾン96 2F)
料 金: 3,000円(1ドリンク付き)
定 員: 80名・全席自由席 ※当日券を若干枚数のみ販売予定です。

 


◯アーティストコメント

温泉、郷土料理、地酒。これが旅行メディアのすべてだ。フロとメシ。かつては旅することの添え物でしかなかった要素が、いつから主役にのさばるようになったのか。有名な温泉も地酒もなく、メディアの関心からこぼれ落ちた地方はただ寂れゆくのみ。いまやアマゾンだろうがサハラ砂漠だろうが日本人観光客のいない場所はないが、今度の連休に(たとえば)佐賀の田舎を巡ってみようという人は少ないだろう。結局、「秘境」は遠くじゃなくて君のすぐ近くにあるってことだ。 今回お目にかけるのは、30年近い旅のあいだに巡りあった「僕的九州遺産」である。もう、とうに消えてしまった場所もあれば、しぶとく生き残っている場所もある。ここには絵葉書のような風景もなければ、旅行ライターがヨダレを垂らす旅情も、外国人観光客を黙らせるワビサビの美学もない。むしろ俗悪・軽薄と罵られてもやむを得ないような、ときには地元の人間でさえ存在を忘れてしまいたい場所ばかりが並んでいる。でも、このスッピンの乱れ顔こそが、いまの日本だ。 そしてその素顔は、確かに美人じゃないけれど、見ようによってはちょっと可愛かったりする。美しくない日本。品のない日本。居心地いい日本。目の前にある現実をもう少しポジティヴに受け入れることができたら、人生はずっと楽しくなるはずだ。なぜなら、つまらなく見える町を、なんとかおもしろがろうとする努力。つまらなく見える人生を、なんとかおもしろがろうとする努力。このふたつには、ほとんどちがいはないのだから。
都築響一


◯トップ画像クレジット

博多人形(福岡)
(c)Kyoichi Tsuzuki