美術

美術、デザインのほか、多様なジャンルのイベント情報を、広く紹介します。

美術美術

2015.09.01
舟出の時鐘

舟出の時鐘

薩摩の伝統と現代の融合
鹿児島に行くと感じるのは、山の大きさ、太陽の暑さと地熱、風の潔さ、雨の優しさ。それによって育まれている伝統美は人の生き方の美しさ。
人の魅力を検証し現代に活かすには…
優しく潔く激しい生き方を現代に融合し、そして未来に舟出する。
小手先の美意識は秘剣で両断にされる。


ごあいさつ
舟出の時鐘を企画するにあたり

今回「舟出の時鐘」をプロデュースするにあたり薩摩琵琶とコンテンポラリーダンスの共演というアイデアがまず先にありました。
何にでも基礎や基本は大切で伝統文化や古典芸能はその土地に生きる人の意識の根底に流れる思考やアイデアの源泉となるもの。つまりは生き方のベースになるものです。
基本とは、そこに立っている裏付けであり迷ったとき立ち返る原風景としてのルーツだと思っています。けれど時代の推移に伴って革新する努力もまた必要なことで その両方がよい関係であるとき深みのある新しい世界の扉が開かれるのだと思います。
温故知新という言葉がありますが古と新が対立するのではなく自然に融合することによってこそボーダレスな表現が可能になるのであり、それが今回の企画のテーマと言えます。現代とは絶えず新しい技術や道具が開発され、その都度必要なルールや規制が出来、情報は拡散し、交通の利便によって民族は融合しています。けれども隣の人のアイデンティティに気を使うことは私のそれを大切にすることにほかなりません。無視したり利用したりするのではなく並列すること、差を見つめ合うことで響きあう世界を私は今回の催しでは観たいと思うのです。
そして流行や先進技術が先行してめまぐるしく変化拡大してゆく現代国際社会にそれを提示したい。

最後に、今回の公演は基本的に入場料を無料にしています。それは日頃娯楽には大金を費やせても文化的なコンサートなどには触れることがなかった人たち 或いは経済的理由で足を運べなかった人たちにも観ていただきたいたいと思うのであり、そうすることでも大きな変化を起こせれば幸甚です。県内はもとより国内外からも多くのご来場とご助力を賜りますよう切に念願いたします。

舟出の時鐘 総合プロデューサー 七感弥広彰


展覧会情報

◯概要
会 期: 2015年10月3日(土)
時 間: 18:30 開場 19:00 伝承対談 20:00 開演〜21:00 終演
会 場: 薩摩伝承館 特設水上舞台(指宿白水館敷地内)
料 金: 入場無料(立見)【イス席】1名様2000円(予約)※限定200席
特別協賛: 指宿白水館、BUKEN、OAKHOUSE、指宿コーラルビーチホテル
協 賛: NPO 法人せんす、林建設、株式会社フタバ、有限会社 御菓子司鳥越屋、指宿フェニックスホテル、肥後水産プロパン 有限会社、株式会社 迫口商店、迫養鶏場、有限会社 丸友、中村精肉店、高田ストア、丸靖商店、有限会社 紫原酒店、有限会社 吉元食料品店有限会社、有限会社 コピオン、浜上水産 有限会社、山口水産 株式会社、岩田産業 株式会社、株式会社 食品専科 食彩、南九イリョー 株式会社
後 援: 指宿市観光協会、浜崎太平次顕彰ヤマキの会、美塾篤姫、指宿市教育委員会、NHK 鹿児島放送局、KYT 鹿児島読売テレビ、MBC 南日本放送、KTS鹿児島テレビ、南日本新聞社
詳 細: 公式ホームページ「舟出の時鐘」

 


◯出演者紹介
島津 義秀 / SHIMADZU YOSHIHIDE

加治木島津家第十三代当主
鹿児島県姶良市加治木町で戦国武将島津義弘公を祀る精矛神社宮司/鹿児島県ユニセフ協会会長、鹿児島国際大学及び県立短期大学非常勤講師
2002年 国連ユネスコ内NGO International Organization of Folk Artより招聘(オーストリア・ウィーン)/2004年 SIGGRAPH 2004 河口洋一郎オープニング・レセプション(アメリカ・ロサンゼルス) 2005年/日系100年プレイベント「女楽」(南米・ブラジル、アスンシオン)/2007年 薩摩焼酎ナイト(フランス・パリ)/2011年 KATANA「刀」RECEPTION in The Peninsula Hong Kong(香港)/2014年 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などで活躍する7人組「ザ・フィル・ハーモニクス」と共演(鹿児島市)
映画『長州ファイブ』武術指導、『チェスト』監修、『半次郎』武術指導、出演。著書『薩摩の秘剣』(新潮新書)、『叙説II 特集 鹿児島』(花書房)共著、『薩摩のキセキ』(総合法令出版)共著

 

七感弥 広彰 / NANAMI KOHSHOU –

舟出の時鐘 総合プロデューサー{ダンサー 振付家}
パリ在住。2003年に渡仏してカンパニーdanseSauvageを立ち上げ各地で公演とワーショップを開催している。世界最大規模と言われるアヴィニヨン演劇祭 offに2011年から2013年まで正式参加。
2013年 南仏の劇団「ZUMAI」との共同作品「Un jeûneur」創作。
2014年にはFestival Printemps des arts de Monte-Carloの招聘でモナコオペラ座公演。
一般市民を含んだワークショップ生徒に振付けた作品「SARAMANDER」。鈴木ユキオとの共同振付作品「N/S」等、自身の公演以外にも他分野とのコラボレーション企画や外部への作品提供など積極的に活動している。

 

◯舞台美術
萩原 貞行 / HAGIHARA SADAYUKI

原子・細胞・地球・太陽・銀河・宇宙のすべては振動している。神秘で微細な植物の鼓動 生命の花
1954年 誕生/1981~83 絵を描きながら日本放浪の旅/1984年 渡中米/1985~90 ニューヨークで創作活動/1991~2015年 東京,パリ,ニューヨークなど国内外で舞台美術・展覧会など多数私のミッション「光輝く作品を創り、新しい世界を照らすことである」

 

田原迫 華 / TAHARASAKO HANA

彫刻家。粘土で「ひとのかたちをつくる」ことにこだわっている。堅実で繊細な写実表現に定評がある。
日展 連続13回入選/国際コンペ EWAAC2012 Grand Prize(総合グランプリ)/夏目漱石記念館(ロンドン)「夏目漱石胸像」/指宿市 「幼少の篤姫 於一像」/枕崎市 枕崎駅「かつお節行商の像」「山幸彦像」}


◯伝承対談

薩摩伝統の教育方法と歴史について原口泉先生と調所一郎さんが熱いトークバトルを展開。
原口 泉(日本近世史・近代史学者、鹿児島県立図書館館長)、調所 一郎(調所広郷の昆孫、刀剣刀装研究家、企画コンサルタント、薩摩大使)、司会:深港 恭子(薩摩伝承館学芸員)